1月23日(木)午後1時30分より公民館料理実習室において、今年で3回目を迎える発酵食品シリーズ、第5回開明女性学級 発酵食品を学ぼう!「ザワークラウト」を開催しました。参加者16名・女性学習部役員4名の計20名でした。
ちなみに、一昨年の1回目は「甘酒を使ったコチジャンづくり(ピリ辛ミソスープ、キンパ)」、昨年の2回目は「水キムチ」を教えていただきました。
講師は、昨年もご指導くださいました、発酵ライフアドバイザープロフェッショナル認定講師の加藤恭子先生です。

今回3回目になりますが、初めての方もいらっしゃるので、はじめは「発酵」に関する復習をしました。
1.発酵は、微生物が行う生命活動のひとつで、食物などの成分を分解・変化し、人体に有益な作用をもたらす。
2.生物の三大生命活動について
①呼吸は好気的条件下で有機物を酸化してエネルギーを獲得する。(動物・植物・微生物)
②発酵は嫌気的条件下で有機物を閥の形に変換しエネルギーを獲得する。(微生物)
③光合成は光エネルギーを用いて二酸化炭素から糖を合成する。(植物)
3.発酵食品の5大効果
保存性、栄養価、美味しさ、吸収率・腸内環境改善がUP!
4.発酵に関わる三大微生物
細菌(バクテリア)、酵母菌(イースト)、カビ(ヨーグルト)
5.主な発酵菌
乳酸菌(ヨーグルト)、酢酸菌(ビネガー)、納豆菌(納豆)、酪酸菌(ぬか床)、酵母菌(パン)、麹菌(味噌・醤油)
これら基本的なことを学んだ後、今回は「ザワークラウト」を作りました。
ザワークラウトとは、ドイツのキャベツの漬物です。
特にビタミンUやカルシウムが豊富で食物繊維もたっぷり。乳酸発酵により整腸効果による美肌や便秘の解消など、様々な美容・健康効果があります。
*
《準備するもの》
キャベツ(半玉~1玉)、塩(キャベツの分量の2%)、スパイス(鷹の爪や、今回はキャラウェイシードを使用)を適量(お好みで)。
《作り方》
①キャベツを千切りにする。
②千切りにしたキャベツをボールに入れ、量を計り、塩の分量を正確に準備する。(例:300gのキャベツに塩は6g。)
③キャベツに塩を加え、揉んでしんなりさせる。
④しんなりしたら、ボールの中の物を全てフリーザーバックに入れ、空気を抜く。
→半日~数日程後、キャベツが完全に浸かるほど水がでます。もしキャベツが水に浸かりきっていなければ、2%濃度の食塩水を追加する。
⑤直射日光の当たらない常温に置いて発酵させる。(目安:夏は1~3日、冬は3~6日)
⑥キャベツが黄色・薄茶色になり、水が濁りのある白っぽい色になり、泡が出てきます。味見をして酸味があったら完成。
※保存方法は、フリーザーバック、ジップロックに入れたまま か、煮沸消毒した清潔な蓋付瓶に入れ替えて、空気に触れないよう冷蔵庫で保存する。
*
ザワークラフトを作った後は、加藤先生が作っていただいた、卵とザワークラウトの鉄板焼き、ザワークラウトと刻みベーコンのスープを、みんなでおいしくいただきました。
簡単なので、皆さん、ぜひ一度作ってみてください!




【お詫び・日程変更のお願い】
次回2月5日(水)午後1時30分より公民館料理実習室において、今年度最後の第6回開明女性学級「四日市名物“とんてき”を作ろう」につきまして、先生のご都合により、3月5日(水)に延期させていただくことになりました。お申込みいただきました皆様には、深くお詫び申し上げます。
なお、お申込みは1月15日(水)で締め切り済ですが、まだ空きがございますのでお申し込みください。
定員になりしだい締め切りますので、予めご承知おきください。