2025年度 第1回開明女性学級「薬膳のチカラで免疫力アップ!」開催しました。

7月9日(水)午後1時30分から大会議室において、2025年度 第1回開明女性学級「薬膳のチカラで免疫力アップ!」を開催し、役員含め34名の方が参加しました。

 

はじめに、開講式では堀連区公民館長のあいさつがあり、2025年度の開明公民館スローガン「新しい出会いで 新しい満足を!!おもてなしの心はそのままに」と年間行事についての説明がありました。次に藤川部長から、講師の紹介やご自身が野田先生から学んだことなどのお話がありました。そして、いよいよ講座の始まりです。

 

社)日本漢方薬膳協会 風水薬膳茶師 野田和美先生
社)日本漢方薬膳協会 風水薬膳茶師 野田和美先生

藤川部長が事前に参加者の生年月日から五行、陰・陽を調べ、皆さんに知らせてくれました。

 

まずは、風水における「五行」と「陰陽」についての説明です。

 

風水における五行とは、万物が「木・火・土・金(ごん)・水」の5つの要素で構成されているという考え方で、「陰陽五行説」は、万物が陰と陽の二つの要素と、木・火・土・金・水の五つの要素から成り立つという考え方です。

 

陰陽は対立する概念でありながら、相互に作用し合い、バランスを保つことで調和が生まれます。五行は、それぞれの要素が互いに影響し合い、循環することで万物が生成されるとされます。 

これらの要素は互いに影響し合い、良い関係(相生)と悪い関係(相剋)を形成し、風水では、この五行のバランスを整えることで運気を向上させるとされています。


ここからは、東洋医学の理論に基づいた、薬膳・五臓六腑・免疫力アップの4つの習慣についての学びです。

 

まず、薬膳についての説明がありました。薬膳とは、個人の体質や体調、季節に合わせて食材を選び、調理された食事のことで、病気を治療する「薬」と、日常の「食」を同源と捉え、健康維持や体調改善を目的とします。特別な食材や調理法が必要なわけではなく、身近な食材で手軽に始められるそうです。

 

次に、五臓六腑についての説明です。五臓六腑は人間の内臓を指す言葉で、それぞれが特定の機能や役割を担っており、五臓は、肝、心、脾、肺、腎の5つの臓器を指し、六腑は、胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦の6つの器官を指します。

 

詳しく見ていきましょう。

《五臓》五臓はそれぞれが独立して存在するのではなく、互いに影響し合い、バランスを取りながら働いています。

  • 肝(かん)・・・ 木や血の流れをコントロールしている。
  • 心(しん)・・・ 五臓をコントロールしている。
  • 脾(ひ)・・・・ 消化吸収機能をコントロールしている。
  • 肺(はい)・・・ 呼吸機能をコントロールしている。
  • 腎(じん)・・・ 体内の水分代謝などをコントロールしている。

《六腑》六腑は、飲食物の消化・吸収、排泄という重要な役割を担い、五臓と連携して生命活動を支えています。

  • 胆(たん)・・・ 胆汁を貯蔵し、消化を助けます。また、決断力や精神活動にも関与します。
  • 小腸(しょうちょう)・・・胃で消化された食べ物を受け取り、さらに消化・吸収し、不要なものと必要なものを分けます。必要なものは脾へ、不要なものは大腸へ送ります。
  • 胃(い)・・・ 食べ物を受け入れ、消化を始め、小腸へ送ります。
  • 大腸(だいちょう)・・・小腸から送られた不要なものを受け取り、水分を吸収し、糞便として体外へ排出します。
  • 膀胱(ぼうこう)・・・腎から送られてきた余分な水分を尿として貯蔵し、排泄を調節します。
  • 三焦(さんしょう)・・・上焦、中焦、下焦の3つに分かれ、体内の水分の流れを調節し、気の通り道としての役割を担います。

最後に、免疫力をアップさせる4つの習慣についてのアドバイスがありました。

下記の4つのポイントを意識して日常生活に取り入れることで、免疫力を高め、健康な毎日を送ることができるそうです。

  1. バランスの取れた食事をすること。
    1. 免疫細胞の材料となるタンパク質を十分に摂取しましょう。
      (例)肉、魚、卵、大豆製品など。
    2. 腸内環境を整えるために食物繊維や発酵食品を積極的に摂りましょう。
      腸は免疫細胞の多くが存在する場所であり、腸内環境の改善は免疫力向上に繋がります。
    3. ビタミンやミネラルは免疫細胞の働きをサポートします。特にビタミンA・C・Eなどは重要です。
    4. 体を温める食材を意識して摂ることも大切です。血行を促進し、免疫細胞を全身に行き渡らせることができます。
  2. 適度な運動をすること。
    1. 適度な運動は、体温を上昇させ、血行を促進し、免疫細胞を活性化させましょう。
    2. 毎日少しずつでも良いのでウォーキングや軽いジョギングなど、無理のない範囲で運動を続けましょう。
  3. 質の良い睡眠をとること。
    1. 睡眠不足は免疫力を低下させるため、質の良い睡眠を十分にとることが大切です。
    2. 毎日同じ時間に寝起きし、寝る前にカフェインやアルコールを摂取しないにしましょう。
    3. 寝る前にリラックスできる環境を整え、質の高い睡眠を心がけましょう。
  4. ストレス管理をすること。
    1. ストレスは免疫力を低下させるため、ストレスを溜め込まないようにしましょう。
    2. ストレスを感じた時は、深呼吸をしたり、軽い運動をしたり、趣味を楽しんだりするなど、自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。
    3. 笑うことも免疫力アップに繋がります。積極的に笑顔を増やしましょう。

その他「木・火・土・金・水」それぞれのタイプの女性についての

  • 要素(ストレートで率直、情熱的な行動力、穏やかな思いやりなど)
  • 恋の弱点、体質(顔の中で不調が出やすいところ)
  • 気質(感情)、
  • バランスを崩したサインの出方

等について紹介いただきました。

 

また、参加者ご自身の十干(じっかん)「甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)」も教えていただきました。

 

まだまだ書ききれないことをたくさん学びました。皆さんも参考にしてはいかがですか?

 

次回の第2回開明女性学級は、7月23日(水) 午後1時30分から、昨年に引き続き「和の花 伊藤みどり先生」にお願いし、「季節の花を使った作品をつくろう」を行います。申込みにつきましては既に締切済みで、21名の方が参加し開催する予定です。お楽しみに!!

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