6月13日(木)午前10時から大会議室において、2024年度 第1回成人講座 交通安全講話「ストップ・ザ 交通事故!」を開催し、41名の方が参加しました。
講師は、一宮警察署 交通課 交通総務係 警部補の永谷武士氏にお願いし、愛知県内および一宮市内における交通事故発生状況の説明や、運転者・歩行者双方の立場から見た危険状況や安全についてのDVD鑑賞、その他、近年ニュースでも取り座されている「自転車運転」について、最後は質問コーナーの時間を設けお応えいただきました。
はじめに、愛知県内および一宮市内における本年4月末時点での交通事故発生状況ですが、愛知県は東京・大阪につぎ3番目、愛知県内でも一宮市は、名古屋市・岡崎市につぎこれも3番目と良くないデータがあります。
その中でも特に人身事故による死者件数が2件あり、内1件は開明連区内で起きていることに驚きました。
また、交通安全DVD鑑賞では、横断歩道付近での運転手側・歩行者側双方の視点から見えてくる状況や双方の安全に対する正しい運転・歩行など、改めて考えさせられる内容でした。
自転車運転では、5月17日の衆議院本会議において、自転車の交通違反に反則金を納付させる、いわゆる「青切符」による取締りの導入を盛り込んだ改正道路交通法が、可決・成立し、信号無視や携帯電話を使用しながらの運転などが対象となり、2年以内に施行されます。
特に中高生の自転車通学や自動車運転免許を持たない高齢者の利用が多く、現在、自転車運転中に警察から指導を受けたことがある方もおみえになると思いますが、今から下記の『自転車安全利用五則』ルールを守って、安心!安全!な自転車ライフを心掛けましょう。
『自転車安全利用五則』
①車道が原則、左側を通行・歩道は例外、歩行者を優先
②交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
③夜間はライトを点灯
④飲酒運転は禁止
⑤ヘルメット着用
このほか、
- 雨天時の傘差し禁止(雨具の利用する!)
- スマホを手で保持する
- 耳をふさぐヘッドホン・イヤホンの使用
なども指導の対象になります。ご注意ください!
最後に質問コーナーです。
開明連区内の自転車通行標識のない歩道および車道においての運転の仕方や、新たな標識の設置の希望、危険な思いをした箇所における運転者・歩行者の判断について、など質問がありました。
最後に堀連区公民館長からは、実際の危険個所(開明駅・奥町駅)の写真を皆さんに見ていただき、一旦停止標識や優先車両の区別、自転車での通行の注意事項などの質問に対し、講師からは丁寧な説明をいただきました。
講師が何度も言われたのは、自動車および自転車における心がけとして、常に危険予測をしながらの「かもしれない運転」。
やってはいけないことは、人に委ねたり他人任せの希望的観測による「だろう運転です」です。
今までは自動車や自転車のような大きいものが悪く、歩行者は最優先で守られていましたが、現在ではドライブレコーダーによる映像確認もできるため、信号無視・横断歩道以外での横断・斜め横断・直前直後の横断、いわゆる「乱横断」など、違法行為があれば歩行者であっても罰せられます。
日頃から「交通ルール」を守り、安全に毎日を過ごしましょう!!
次回の第2回は、6月29日(土)午後1時30分から2時間程度、防災講話「地震への備え-能登半島地震の教訓を交えて-」を行いますので、ぜひご参加ください。(当日参加もOKです!)